縁ink ~ご縁が広がる場を~

”ご縁が広がる場を”

「東京の魅力はなんですか?」と聞かれたとき、皆さんは何と答えますか?

「東京」と言っても、地域によって特徴は違うだろうし、それぞれの魅力があるはず。私は東京に来て3年が経ちますが、正直自分の住んでいる地域のことをあまり知らないなぁ、と感じます。

今の時代「急激な都市化」「ネット社会の進展」等により、地域による触れ合いは大きく減少しているそうです。

繋がりも選べる時代。
皆さんは、どんな人たちと、どんな関係を築くことを求めていますか?

 今回、リアルの繋がりに、地域との親和性を取り入れたコミュニティを提供する「縁ink」の皆さんを取材させていただきました!

 

ご縁×交差×時間の共有

 縁inkは、「どんな人でも入れるコミュニティを作る」という想いで活動しています。

具体的な内容としては、ツアー企画をし、「観光+近くのオススメのお店」を巡るという内容です。

下見をして「このお店良いなー」て思ったご飯屋さん、もしくはお茶ができる所をピックアップして、みんなで楽しんでいます。その日ご縁で繋がった人たちと、共有できる素敵な思い出を作ることができる。そんな場を提供している事業です。

 

 

立ち上げのきっかけを教えてください!

 自分自身、何か特別なスキルがあるわけでもない、没頭できる趣味があるわけでもない。でも、自分にとって大切な人がいて、「この人と一緒に何かできたらな」という想いがありました。自分たちが何をしてきたか、と振り返った時、イベント主催の経験は積んできたという自負はありました。あと、人と喋るのが好きっていうのもあり、「だったら好きなところにみんなで行こう」って思ったのがきっかけです。

 

最初にどんな場所を巡ったんですか?

 商店街巡りをしました。

もともと自分が住んでいた不動前の近くにある、武蔵小山に日本一長い商店街があって、そこに行きました。

「歴史の場所を巡る」はよくあるけど、商店街巡りってないじゃないですか。面白いかなって思って。あと、単純に私がいきたかったからそこにしました(笑)

 

商店街には何か思い入れがあったりするんですか?

 特に思い入れがあるとかではないんですが、商店街の雰囲気は素敵だなって思っています。みんなで作っている、盛り上げている感じが好きで、その輪に私も加わりたいなって。定期的に同じお店に足を運ぶことで、縁inkに訪れた人同士の繋がりだけでなく、お店とも繋がりを持てたらなっていう思いもあります。

 

どんな時にやり甲斐を感じますか?

参加者同士が仲良くなった時です。

ツアー自体を楽しんでくれるのも嬉しいんですが、そこからまたお互いの趣味とかで別の交流に繋がったりして、「自分たちで作った場が誰かのご縁を作っている」と実感できることはやり甲斐です。

 

 

事業をやっていての課題や、壁だと感じたことってあるんでしょうか?

ありがたいことに活用してくれる人が増えてきて、「締め切ったの?行きたかったのに~」て言われることが何度かあって。自分たちの使える時間とキャパを考えたとき、今いっぱいいっぱいになってます。(笑) でも参加者はもっと増やしていきたいと思っているので、そこは課題ですね。もっと開催回数増やしたいです。

 

事業を通じて大切にしていることがあれば教えていただきたいです。

「ご縁」です。
ここに訪れた人たちが、同じ体験を分かち合う場として機能することです。

今の時代「モノ」より「体験」を求めることが多いんじゃないか? と私は思っています。どれだけお金があっても、友達がいなかったら寂しいじゃないですか。

何事も一緒に共有できるからこそ価値を感じると思うので、そんな繋がりが生まれる場であることを大切にしています。

 

 

今後のビジョンを教えてください!

まず、もっとたくさんの人たちの居場所になることです。

ちっちゃい子も、おじいちゃんもおばあちゃんも、外国の人も。色んな人が集まる場でありたいです。また、「同い年」みたいに、共通点を持った人同士が繋がれる場、でもありたいです。

他には「海外の人に日本の魅力を伝えたい」という思いもあります。ツアーとなると有名な観光地を巡るものが多いと思うんですが、商店街のような下町とか、そういった所を巡るツアーはないじゃないですか。

日本の魅力を知るひとつとして、新たなツアーの形を提供していきたいです。

 


東京の身近な旅を通じて、ご縁が生まれる。新たな出会いを提供してくれる縁inkの皆さんは、温かく、笑顔の素敵な方々でした。ここに訪れる人たちは、そんな縁inkの3人に会いに来る人も多いんじゃないかと感じたほどです。ネットの普及により、画面越しのやりとりが増えた今こそ、人の温もりが恋しくなる人は増えてくると思います。そんな時、ぜひ一度 “縁ink” に訪れてみてはいかがでしょうか?


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