
”信頼関係で広がる、
人に寄り添ったアウトソーシングを”
新型コロナウイルスにより、リモートワークが広がる昨今。今後の働き方について考えるきっかけになった人も多いのではないでしょうか?
また、「終身雇用制度の崩壊」「人生100年時代」などのフレーズも飛び交う現代では、ひとつの会社で定年まで働き続けるイメージがしづらいのも現状です。
理想の働き方の実現のため
新たなチャレンジに向けたスキルアップ
将来のための資金作り…
様々な理由で今「副業」を検討する人が増えてきています。
総務省の「就業構造基本調査」によると、「副業を現在していないが、今後したい」と思う人の割合は32.6%、3人に1人が副業を希望しているという調査結果が出ています。働き方が多様化している中で、それらを支援、サポートしてくれる存在は重要な担い手となるでしょう。
今回は、アウトソーシング事業「ricco」を運営する3名の女性経営者に、事業内容や立ち上げのきっかけなどを取材させていただきました!

【ricco合同会社】
もっと楽しく、もっと仕事に夢中になれる環境を提供することを目的としたアウトソーシング事業。単に作業を依頼するだけのアウトソーシングではなく、人間関係も重視しながら一緒に働けるパートナー作りを目指している。

女性ならではのリアルな悩み
ricco立ち上げのきっかけを教えてください。
最初は、子育てをしているママ向けに「少しでも収入が得られる基盤を作りたい」と思い、立ち上げました。理由としては、自分たちがフリーランスで働いていたことと、子育てをリアルに考える時期に差し掛かったことが大きいです。
自分たちのライフスタイルに”子育て”が入ることを考えたとき、
「産休をしたら、収入はどうなるんだろう?」
「子育てで一度仕事を離れて、今まで通りに仕事復帰できるんだろうか?」
というような不安をリアルに感じるようになりました。「自分たちが生活をしていくうえで、収入に困らないように」というところから、同じような悩みを抱えている人たちの手助けになればと思ったことがきっかけです。
「ricco」名前の由来
riccoは、「豊かな」という意味のイタリア語。響きの可愛さと、みんなが豊かになれる手助けになれたらという思いを込めて命名したという。
子育てを控える、もしくは子育て中のママに向けたサービスがスタートだったんですね。
そうですね。
ただ実際に事業を進めていくと、
「副業をしたい」「スキルを磨きたい」
という人たちが想像以上に幅広い層でいるんだなということがわかりました。加えて、コロナウイルスの影響で在宅ワークの需要がより高まってきていると実感しています。

アウトソーシング事業の需要が増える一方で、同じようなサービスも増えているかと思います。
事業をするにあたって大切にしていることがあれば教えてください。
依頼者側(クライアント)、パートナー(仕事を請け負ってくれる人)、自分たち(ricco)全員が納得できる、一人勝ちしない形を常に意識しています。
アウトソーシング事業は世の中にいくつかありますが、価格競争になってしまっている現状があります。私も登録して仕事をしてみたことがあるのですが、専門スキルを必要としない仕事だと自給換算で500円くらいのものもあってびっくりしました。
安価で仕事を請け負ってしまう人がいるからこそ、価格が安くなっていく悪循環は問題だなと感じています。
良い案件を提供したいので、クライアントや業務内容もしっかりと選べるように
「下手(したて)に出ないこと」「ヒアリングをして、適切な価格をいただくこと」
を心がけています。
そのためには、クライアントを選ぶことも必要になってきます。あまりお金を出せないクライアントだと、こちらの意見を提示しづらい部分もあるので(笑)。
逆に「責任の大きすぎる仕事は負荷がかかりすぎてしまう」という経験もあるので、双方が納得できる価格帯と内容で仕事を回していけるように仕事選びをしています。
ricco仕事選びのポイント
・クライアント、ricco、パートナー全員が納得のカタチであること
・仕事を回していける価格と責任の度合い
事業をはじめて、どのようなところにやりがいを感じますか?
依頼者が仕事のクオリティや、仕事に向き合う姿勢に満足していただけると嬉しいです。
また、仕事をするうえで関係性を大切にしたいので、私たちの人柄や人間性をみて依頼者から「またぜひ依頼したい」と言ってもらえたり、リピーターとなっていただけるととてもやりがいを感じます。
それは、作業を一緒に行うパートナーの方々に対しても同じです。パートナーの方も様々な背景があって自分たちの事業を活用していただいていると思うので、しっかりとお金を提供できたときも、喜びのひとつです。

今後の目標、展望などを教えてください。
まずは、継続案件を増やしていくことです。リピーターになっていただけるクライアントやパートナーが増えるように、色んな会社と信頼関係を築いていけたらと思っています。
その他には、教育面も強化していきたいです。パートナーのスキルが足りないと案件が限られてしまうので、パートナーの方々のスキルアップを事業の中に組み込むこと。また、マネジメント面も作業者に依頼することで、チームとして仕事ができる体制を整えることができればと思っています。
一人で仕事をもくもくと進めるのではなく、riccoで仕事を請け負っていただける方たちが助け合って仕事ができる環境にすること。子どもを預けて仕事ができたり、スキル面でアドバイスをしあったり、ひとつのコミュニティとして安心して働ける場所を提供できればと思います。
今後の展望
~クライアント~
・「リピーター=信頼関係」を築き続ける
~パートナー~
・教育面の強化(PCスキル、マネジメントなど)
・助け合いの環境作り
⇒安心して働けるコミュニティの確立

~取材を終えて~
3名とも「かっこいい女性」という言葉が似合う、優しさの中にも強さをもった印象でした。その背景には、ビジネスを通じて男子社会を生き抜いてきたことや、riccoで解決したい課題の明確さにあるのではないかと感じています。
働き方が多様化し、個人で仕事をする割合も増えている昨今。自由を得られる一方で、会社員とは違い案件を受注するところから自分で行う必要があったり、共に働くというコミュニティ性の低さから、人間関係の悩みが大きくなるというデメリットも生じてきます。
riccoが目指すビジョンは、私たちがが楽しく、やりがいをもって働く社会になるために必要な現代社会の悩みに寄り添った事業であると感じました。
ricco合同会社に興味を持った方は、下記より会社ホームページへアクセスしてみてください!
Pick up Book
【左利きのエレン/かっぴー】
「cakes」で連載後、「少年ジャンプ+」でリメイク版が連載中。(2021年3月現在)
“天才になれなかった全ての人へ—-…。Webが熱狂した心を抉るクリエイター群像劇…!才能を巡る物語。“

熱い!自分の存在意義との葛藤が心を打たれます。無性に仕事がしたくなる漫画。
【BASARA/田村由美】
「別冊少女コミック」で1990年9月~1998年6月に連載。
“英雄の数だけ、戦国はある。明かされなかった英雄たちの物語。”

世の中を変えていく革命者の話。逆境との戦いに感情移入してしまいます。
Pick up Music
【UVERworld/PRAYING RUN】
2015年8月リリースシングル「I LOVE THE WORLD」に収録。

やってみるか!という気持ちになる。挑戦したくなる曲です。
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