Snack Book ~ 日常にちょっとしたサプライズを~

“日常にささやかなサプライズを”

  

今や、商品をネットで買うのは当たり前の時代。

野村総合研究所のデータによると、2018年のインターネットショッピング利用者は58%、20〜30代に関しては80%にも及んだそうです。ニーズが増える一方で、求める「質」も年々高まっている現状。ネット販売は対象者の顔が見えない分、顧客の欲求を満たすことは容易ではないでしょう。差別化がリアル以上に難しく、価格競争に陥ってしまいがち。そうなると「Amazon」や「メルカリ」といった大量配送できる大企業に飲み込まれてしまうでしょう。新たにインターネットで事業展開するためには、何が大切なのでしょうか?

今回取材させていただいたのは、「お菓子の定期配送」というジャンルで事業展開している「Snack Book」の皆さんです!

  

 手軽さ×健康×サプライズ

私たち”Snack Book”は、「お菓子の定期配送」をしています。
月に一回、お客様にあったお菓子をセミオーダーで提供する、という事業です。

  

ーお菓子の定期配送って面白いですよね。やろうと思ったきっかけが気になります!

きっかけは、健康に対する意識変化です。
予防医学として、メンタルも食事も今非常に求められているジャンルだと言われているんですが、そこに自分たちなりのアプローチを考えた時、お菓子の定期配送という考えに至りました。

  

ー健康とお菓子って、正反対のイメージがあるんですが、なぜお菓子を?

「手軽さ」が一番ですかね。
健康って、意識してもできる人と出来ない人といるじゃないですか。どうしても「何かを我慢して」ていうイメージが強い。「それだったら別に今のままでいいかなー」ってなったり、頑張ってみても続かなかったり。ただ、普段食べているものが、クオリティも下がらずに良いものになったら需要があるんじゃないかって思いました。

  

ー確かに、「お菓子を食べていい」ていうだけで、健康のハードルは下がりますよね。

「定期配送」という部分もポイントです。
そうは言っても、ついついコンビニのお菓子に手を出してしまったりもすると思うんです。その誘惑を、定期配送によって少しは軽減できるんじゃないかなって思います。1ヶ月でどれくらい食べるか考えながら食べれたりもするし、家に毎月お菓子が届くのに、わざわざ他のお菓子を買いに行こうって思いづらくなるでしょうし。

  

ーどんな方がよく利用されているんですか?

90%以上が女性のお客さんです。
扱うお菓子はちょっと高めです。スーパーで例えるなら、普段みなさんが買うお菓子が「SEIYU」だとすると、「成城石井」っていう感じですかね。ちょっと高級感があるお菓子、って感じです。

 

ーなるほど。ちょっと高いお菓子って、中々手を出しづらいと思うんですが、上手く言っている要因は何だと思いますか?

全員でアイデアをフル動員させて考えまくってることですかね。これはどう?こんなのもいいんじゃない? てとにかく意見を出して、実践してみる。実践と修正の繰り返しが、結果につながっているんじゃないかと思います。

 

ー4人いると、意見が分かれたりしないんですか?

それはしょっちゅうあります笑
思ったことは何でも言い合うので、全然違う意見が出たりもします。その時は、何でそう思ったの?と深掘りしていくと、お互いの意見が収束したり、全く別のアイデアが降りてきたりするんですよ。「それだ!」って。最終的には満場一致で「それでやってみよう!」てなりますね。

  

ーみなさんすごい楽しそうなのが伝わってくるのですが、事業をしていて壁を感じたりしたことはありますか?

「壁」っていう認識はあまりないですね。そろそろ次のステージに行かないとな、と思う時はあります。変化のサイクルが定期的にあって、そこに向き合ってどう解決するか、って頭をフルに使っている時が楽しいので、それを壁と感じないのかもしれないです。ただ、やりたくないなーって時はもちろんあって、「今日はやめよか」て言ってプライベートの話をしたり、愚痴を吐きあったりする日もありますね。公私混同で話し合えるメンツであることは有り難いです。

  

 

ー事業を通じて大切にしていることはありますか?

人の繋がり、ご縁は大切にしています。それで本当に広がっているので。例えば、ボランティアのつもりでいったイベントでお菓子を配っていたら、「こんなのやってるんだ。出店しちゃえばいいじゃん」てお話を頂いたこともありました。
「こーいうことをやっていきたい」て発信し続けていたら、誰かが拾ってくれて広がっていくものなんだなっていうことが何度もあって。思わぬ繋がりを生んだりすることがあるので、一つ一つの出会いは本当に大切にしています。

 

ーネットからの配送とはいえ、リアルの繋がりが大切だと。そこってすごい大事なポイントですよね。

リアルで発信することの価値は大きいと思います。あと、発信することはタダなんで、やらないと損ですよね笑 そこは、どれだけ凄い人だろうが気にせず「やりたい」を発信していこうと思っています。

 

ーありがとうございます。それでは最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

まず、今新たにチャレンジしようと思っていることが「オフィスグリコ」です。いろんな企業さんのオフィスに私たちのお菓子を置いてもらって、働く人たちのサポートをしていけたらなと思っています。お菓子の中身に関していうと、今のパックだとついつい食べ過ぎちゃうっていう意見があったので、もっと小さく小分けにしようと思っています。あとは、人それぞれ向き合う健康が違うので、それに合わせたお菓子を提供できたらなと思っています。
例えば、肌荒れに悩む人にはビタミン多めのお菓子、みたいなイメージですね。
アンケートや心理テストのようなものを使って、よりその人に合ったお菓子を提供できるようにしていく予定です。どんな事業でも、「ファン」をどれだけ作れるかだと思っています。私たちの「スナックブック」に一人でも多くのファンが増えるように、人に寄り添った事業でありたいと思います。

「今月はどんなお菓子だろう?」
そんなちょっとしたサプライズは、日常を楽しませてくれる素敵なコンテンツだと思います。ほんの些細だけど、日常に幸せを届けてくれる「Snack Book」。一度利用すれば病みつきになる、素晴らしい事業だと感じました。その事業の裏側には、実践と修正の繰り返しがあり、沢山のファンによって支えられているのだと、取材を通じて知ることができました。私も、沢山のファンに支えられる、そんな自分でありたいです。

Snack book 公式サイト
https://snack-book.com/
インスタ
https://www.instagram.com/snackbook_healthbody/
Twitter
https://twitter.com/book_snack

〜Pick up Book〜

りゅうぞうさん愛読書
ARIA / 天野こずえ

りゅうぞうさん
りゅうぞうさん

学生時代にハマった本です。

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コメント

    • KMJ
    • 2019年 7月 31日

    思いや頑張りが伝わってより身近に感じられますね^^*

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